こんにちは！ 月曜日と金曜日クラス（時々水曜日も！）を担当しています、コーチの橋本です。 スクール生のみんなからは「ハッシー」と呼ばれていますので、保護者の皆様にもハッシーと呼んでいただけると嬉しいです！ 今回のブログでは、普段のスクールの様子を解説付きでお届けしようと思います！ 始めに、全体の流れを説明します。 基本的には アップ→体操→スプリントドリル→メインメニュー→リレー という流れでスクールを行っています。 月末には50m測定も行っています。 スプリントドリルとメインメニューは、月ごとにコーチで決めているテーマに沿ったものになります！ 例えば、4月は「正しい姿勢・正しい歩行・正しい走り方」をテーマにしていたため、腕振りやその場での足踏みなどを重点的に行ってきました！（これに気づいているスクール生がいたら素晴らしい、、、！） それでは早速ですが、スクールの様子（U8、U12）をお届けします！ ●アップ この日のアップは、一般的に「ねこねずみ」と呼ばれるリアクションの速さを鍛えるアップをしました！ 2人組でドラえもんとドラミちゃんに分かれ、 「ド、ド、ド、ド、、、ドラえもん！！！」 とコーチが言ったら、ドラえもん側がドラミちゃん側をタッチしに行きます。 逆も然りです。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/10204e438e344b87bfae1b4653536ea5/S__294256642.jpg" alt=""> 集中して聞いて、、、 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/be9498f6129c4eb2afc236c2b7f46aba/S__294256643.jpg" alt=""> ダッシュ！！！ このアップでは、「よーい、ドン！」への反応の速さを鍛えることを狙っています。 子供たちの50m走測定を見ていると、スタートへのリアクションの速さで0.5秒くらい変わるかなと思っているので、いいスタートの練習含めてのアップです。 ●変形ダッシュ この日は測定だったため、変形ダッシュというメニューを行いました！ これはコーチの笛が鳴ったら、すぐに予め指示された動きをしダッシュするというものです！ 先ほどのねこねずみ同様に、リアクションの速さ＋ダッシュで体を温めることを狙っています！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/37a32261d888484295d37071eff79d6a/S__294256644.jpg" alt=""> 笛が鳴ったら、、、 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/ea4676f7e4bc4d969827772f03024602/S__294256645.jpg" alt=""> しゃがんで、、、 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/1e8814bfe5084ed6ae4d53723ad8d087/S__294256646.jpg" alt=""> ダッシュ！！！ ●ドリル その日やるメニューに応じて、様々なダイナミックストレッチやスプリントドリルを行っています！ この写真は怪我の予防のためのダイナミックストレッチを行っている様子です！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/978be3ed33264a25bcdb316415cdaf0b/S__294256647.jpg" alt=""> このほかにも、腿上げやスキップなどテーマに応じた運動を適宜取り入れています！ ●マーク走 マークとマークの間を走り抜けるマーク走というメニューに取り組みました！ 少し狭めのマークの間を詰まらないように走ることでピッチ（足の回転の速さ）のアップを狙っています！ ストライド（足の歩幅）を伸ばすことを狙っている際は少しマークを広めに置いています！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/f09b7fd9197840eab0ae45b6c66164c6/S__294256649.jpg" alt=""> ●50m走測定 この日は月末だったので、毎月末におこなっている50m走の測定を行いました！ 自己ベストを更新できたという声を多く聞けて嬉しかったです！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/bebf5ecffea84705b44abaa9a747a269/S__294256650.jpg" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/a659ac1695114c8589ba5bfe08d14e58/S__294256651.jpg" alt=""> 月末以外では、ハードル走をする日もあれば、メディシンボール（重くて柔らかいトレーニング用ボール）を使ってトレーニングをする日など様々です！ ●リレー 測定の後はみんなでリレーをして終わりました！ 最後まで接戦で大盛り上がり！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/7bff41ab1c1747a7b6971e56636f2a37/S__294256652.jpg" alt=""> 以上がとある1日のスクールの流れになります！ TRACでは<a style="color:#000000" href="https://www.instagram.com/tractokyo?utm_source=ig_web_button_share_sheet&amp;igsh=ZDNlZDc0MzIxNw%3D%3D" target="_blank" rel="noopener noreferrer">インスタグラム</a>もやっており、そちらでは動画でスクールの様子をお届けしているので、よろしければフォローお願いいたします！ それではまた次回のブログでお会いしましょう！

4月のスクールの様子をお届け！（U8、12編）

こんにちは！ コーチの増原です！ <a href="https://www.tractokyo.com/news/c5ucrc3lvb0" target="_blank" rel="noopener noreferrer">前回のブログ</a>に引き続き、親子でできるトレーニングを紹介します！ 今回の種目はスクワットです。 スクワットは大腿四頭筋（前腿）、大臀筋（お尻）、ハムストリングス（裏腿）を鍛える種目です。 スクワットをすることで地面を押す力が強くなり、走る際にグッと進めるようになります。また下半身の柔軟性を向上させることにもつながります👍 親御さん達は下半身の引き締めに加え、基礎代謝が向上し脂肪燃焼につながります スクワット（お手本動画は<a href="https://youtu.be/ixwKul8T7ug" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） ①足の幅は肩幅でつま先を斜め45度に開き軽く顎を引いて立つ。 ②手を胸の前で軽く組む ③太腿が地面と平行になるまでお尻を下ろす。 ④地面を押して①の姿勢に戻る 注意点 ・③の局面で膝はつま先と同じ向きをキープする。膝が内側に入ると膝の関節を痛める可能性がある ・膝がつま先より前に出ないように注意 お子さんを乗せてのスクワット（お手本動画は<a href="https://youtu.be/qV8_65vCKSc" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） 内腿を引き締めたい親御さんにはワイドスクワット（お手本動画は<a href="https://youtu.be/NblJGjAs5uw" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>）がおすすめ ①の際の足幅を肩幅の1.5倍程度にすることで普通のスクワットに比べより内腿に効きやすくなります スクワットジャンプ（お手本動画は<a href="https://youtu.be/g2szoie7grY" target="_blank" rel="noopener noreferrer">こちら</a>） ①〜③まではスクワットと一緒 ④全力で上にジャンプする ※お手本動画ではお子さんを乗せていますが、乗せなくても大丈夫です！ 次回もお楽しみに！

親子でできるゴリトレ講座　その２

保護者の皆様、いつもお疲れ様です。 週3でコーチをしております、藤井です。 週に3回、曜日によって色々なカラーがありますが、どの曜日の子どもたちもとても可愛く思っております。 私は前にもブログで紹介させて頂いた通り3人の子どもを持つ1人の母親です。 次にブログ何を書こうかな、他のコーチとは違う部分てなんだろう？と思ったときに子供を持つ親であるということが浮かびました。 なのでコーチではありますが、若干母親っぽいことを言ってしまう時があります笑 “寒いから服きて？" "膝に穴あくからやめて！"“汚いから触らない"など、親目線で気になってしまうことが多々あります。 スクール生にとって第二の母親のような存在になれるよう日々精進して参ります。 話は変わりますが、春休みいかがでしたか？保護者の皆様、3食ご飯作り大変お疲れ様でした。私も毎日白目でした。 そして新学期が始まりましたね！また1つ上の学年。あっという間に1年が過ぎていきますね。お母さんとTRACに来ていた子が1人で来て帰りも1人で帰る姿、とてもたくましく、成長しているなと感じております。本当に毎日が怒涛で時間との勝負！私は毎日をこなすのに必死です。千と千尋の神隠しに出てくる"鎌爺"のように手がたくさん欲しいと思ってしまいます笑 子どものこと、家事、仕事、色んなところに目を向けて常に同時進行している皆様、やることが尽きないですよね。大変お疲れ様です。 そんなお忙しい中でも子どもたちをTRACに通わせて頂き感謝の気持ちでいっぱいです。TRACに通われている子のほとんどはゴールデンエイジ期と呼ばれる時期の子がほとんどではないでしょうか？5〜12歳の期間で身体能力、運動能力が著しく発達する時期！！体の動かし方や技術を短時間で覚えることができる、一生に一度の貴重な期間です。 この時期に体で覚えたことは大人になっても忘れてなかったりしますよね。TRACでもその大切な時期であるお子様をお預かりしている、貴重な時間をここに来ていることを忘れずに子供たちにとって楽しかった、それも学びのある楽しい時間であったと思える時間を共有できたらいいなと思っております。 毎週子どもたちが頑張っている姿を見に来てくれている保護者の方ありがとうございます！冬の寒い日も子どもを連れてきて頂いてとても大変だったと思います。私はいつも凍えるお父様お母様のことが気がかりでした。大変お疲れ様でした。 見に来ることができない保護者の方向けにも<a href="https://www.instagram.com/tractokyo?utm_source=ig_web_button_share_sheet&amp;igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Instagram</a>の配信を頑張っておりますので毎週そちらをご覧頂いてどんな表情で、どんな練習をしているのか見て頂けると幸いです。 今年度も引き続きどうぞ宜しくお願いします。

新年度のご挨拶

こんにちは！ TRACコーチの齊藤巧真です！ 水曜日を担当しております。 &nbsp; はじめましての方も多くいると思いますので簡単に自己紹介からしていきたいと思います。 生まれも育ちも千葉県で、君津市というところに住んでおります。(今度千葉ロッテの2軍の拠点ができるあそこです！) &nbsp; 小中は野球と水泳、高校から陸上競技の道に足を踏み入れました。 地元の小,中学校から姉崎高校、国士舘大学へと進み、現在はTRACのコーチをしながら保健体育科の非常勤講師をしております。(2024年度は高校、2025年度からは中学校の先生となります！) &nbsp; また先輩ゴリラ、増原さんと同じようにAccelで現役で短距離の選手としても活動しています！ &nbsp; ＜めざせ大谷翔平！？ダイナミックな腕振りは柔軟性から！＞ 自己紹介でもお話しさせていただきましたが、私は現役の陸上選手でもあります。練習はもちろん走るメニューやウエイトトレーニングが中心で、それが一番大事だと思われがちですが、私はストレッチがとても重要であると思っています。 大学生のころなかなかタイムが伸びないときに出会ったコーチからストレッチの重要性を教えて頂いて以降、飛躍的にタイムが伸びました。 そんな経験からここでは私が実際にやっているストレッチを紹介したいと思います！ 今回は肩回り、肩甲骨周り編です！ &nbsp; その１ まずは体の後ろ側で手を組みます。 その時手のひらが外側を向くようにくるっと返します。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/0a0398f416924940bfa66f02a34ccd2d/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%801%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> &nbsp;<img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/95ba3055c7b14e2bb966303d0cbf8576/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%802%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> そのまま膝は曲げないように前屈をしていきます！ 前屈したときに組んだ腕が地面に対して45度以上まで行った方は！もう100点満点です！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/9d25bddea8fa4703b06032660f7b5e3f/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%803%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> 私はちょっと微妙ですね、、、笑 &nbsp; その２ 続いては猫になるあのストレッチ行きます！ まずは、肩幅くらいに開いて四つん這いになります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/ca69fc38b63648258235196cb187ebc9/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%804%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/ee5b8471ff59405ab13ef81725a2935a/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%805%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> その姿勢が取れたらひじは曲げないように胸を地面のほうにぐーーっと下げていきます。 猫が伸びをしているようなイメージです！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/a69e59a12c0f415292a582b092f75f58/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%806%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> &nbsp; 10秒ほどキープしたら次は背中を丸めます！ 猫が怒っているときみたいに限界まで丸めましょう！笑 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/fd9d2a4cfd63481f892ed53d9d94a51b/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%807%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg?w=759&amp;h=334" alt=""> これを3セットくらい！やってみてほしいです！ &nbsp; その３ ラストは大谷選手チャレンジです！ まずは手の甲を腰のあたりにつけて前ならえの様な姿勢を作ります。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/114c629cf9404b38bf6c6e766f50bf2a/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%808%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> 次に足を開いて膝の内側にひじを入れます そのまま膝を閉じてみましょう！めちゃくちゃ肩甲骨開きます！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/cd410cc664c2432e82327106134c251e/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%809%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/546e179f1be24e729361dca90da7de72/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%8010%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> ☆大谷選手はこれで肘と肘がくっつくらしいです！ 皆さんはくっつきましたか！？ &nbsp; 出来なかった方は立ったまま片方ずつストレッチするのも全然良いです！ <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/98d23914dfd0473a9a6734ca7a292c10/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%8011%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/da2a318cce044f85bf6a01ed59b65156/%E3%81%95%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%8012%E6%9E%9A%E7%9B%AE.jpg" alt=""> いかがでしたでしょうか！ 肩回り、肩甲骨周りの柔軟性は走るときの腕振りを大きくするだけではなく、他のスポーツでもとても重要な要素になります。 パフォーマンス向上のためだけでなく、怪我の予防にも効果は抜群なのでぜひやってみてください！ &nbsp;

めざせ大谷翔平！？ダイナミックな腕振りは柔軟性から！

「発育と発達と子供の運動能力の評価」 コーチの大西です。 春の訪れを感じたと思えば、すっかり半袖の季節がやってきそうです。 今年は秋に東京世界陸上が新国立で開催されます。4月からは陸上競技も本格的なシーズンが開幕し、秋のビックイベントに向けて盛り上がっていくことと思います。コーチの多くは現役選手として競技に取り組んでいますので、ぜひ競技のことについてもお聞き頂ければと思います。 さて、今日は「発育と発達と子供の運動能力の評価」についてお話をしたいと思います。 ＜発育と発達＞ 子供のスポーツ、教育に関わっているとよく「発育発達」と四字熟語的に出てきたりしますが、この2つは明確な違いがあります。そして、この2つの違いを知ることが子供のスポーツに関わる上では大切です。 発育：形態的な変化 発達：機能的な変化 と違いがあります。発育：形態的な変化というのは身長や体重といった数値化でできる変化を指します。発育という言葉、体の変化が大きい時期に使われ、中高生、大人になってくると使わない言葉です。発達は身体機能の変化を指します。発育と同じく数値化出来るものもありますが、精神的なこと、脳機能などの質的な変化も含まれます。そのため全てを数値だけでは表すことができません。また、発達については「筋肉が発達した」など大人でも使うシーンがあります。 この2つの違いをきちんと理解していないと子供の運能力を適切に評価できない可能性があります。 &nbsp; &nbsp; &nbsp; ＜運動能力の評価＞ シニア世代の競技スポーツは、心身を鍛え、その能力でパフォーマンスを競います。言い換えれば、どれだけ自身の能力を“発達”させられたか？が勝敗を決めます。そこに、“発育”の要素はなく（限りなく少なく）変数は一つです。 しかしながら、子供のスポーツはここに“発育”の要素も入ってきます。こちらの図を見てください。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/5e64faa5f5b14e8a8553d5670a5a8ac2/2d4e5532c0e74019b132393e4c67c497/%E7%99%BA%E8%82%B2%E7%99%BA%E9%81%94%E3%80%801%E6%9E%9A%E7%9B%AE.png" alt=""> 少し前のデータにはなりますが、陸上競技の各年代の全国大会出場者の誕生月分布になります。小学生では4-6月生まれの選手が半数近くをしめ、所謂早生まれの選手は1割以下です。この傾向は高校生くらいまで見られ、大学生以降は誕生月の分布が同程度になります。 このことから、年齢が低いほど誕生月の影響を受ける＝発育の早さが競技パフォーマンスに影響を及ぼすことが示唆されています。発育については個人差もありますが、月齢が早い方が発育が早い傾向にあります。子供のパフォーマンスは、大人と違い“発育”の変数を考慮し、評価する必要があります。他者との相対的な比較だけではなく、自身の変化をきちんと周囲の大人が評価をすることが大切だと考えています。 実際に、全国大会で出場した選手と同学年の子供の骨年齢を比較した際には、同学年の子に比べて+2-3歳骨年齢が高かったことが報告されています。同じスタートラインに並びながら、中学２-3年生と競走するようなものです。 また、発育の早さは身体的な優位性だけではなく、指示の理解力の高さ、体が大きいことによって試合などの機会に恵まれ経験値が得られやすいという副次的な効果もあると考えられます。陸上競技だけでなく、野球やサッカーでも高校生年代くらいまでは同様の傾向が見られます。チームプレー、戦略がより複雑なものについては前述の影響も大きいと考えられます。日本だけでなく、海外でも年度始まりに偏ることが報告されています。年度で学年を分けてしまう以上、世界中どこでも起き得ることなのでしょう。 このような誕生月による影響を相対的年齢効果と呼び、スポーツだけでなく学力の評価にも影響することがあります。“年度”という社会的なシステムを変えることは難しいことです。だからこそ、子供に関わる大人が子供の「できた」を評価してあげることが最も重要なことだと思います。 	 子供は大人と違い、評価の物差しが数少ない上に、友達との比較だけで自分は“できない”“苦手”と感じ、本当は高い“能力”を持っているのに諦めてしまうことがあります。手前味噌にはなりますが、TRACでは毎レッスン毎に1時間近くコーチたちがその日の振り返りを行っています。 「並ぶ位置が前の方になった」 「休憩時間にこれが上手にできないのだけど、どうしたら上手に出来るかな？聞かれた」 「〇〇のこの動きはセンスがあった！」 「以前より粘り強くなってきた」 など保護者さんにお伝えできていないこともありますが、共有されたことはコーチ間で共有されお子さんへ声を掛けさせてもらっています。私たちが子供に会えるのは一週間でたった1時間程度しかありません。限られた時間にはなりますが、たくさんの子供の成長の瞬間に立ち会いたいなと思っています。

発育と発達と子供の運動能力の評価

TRACと夢の島でコーチをしています。通称「ひき肉コーチ」こと、髙根です！ 新しい年度になって、運動会や体力テストなど、かけっこが活かせる行事がまたやってきますね！ 子供達が沢山のことへチャレンジして、身体も心も成長していく姿を見届けていけることがとても楽しみです。 私から今日伝えたいのは「休む勇気」です。 子供達は日頃から沢山走る場面に出会うと思います。 運動会や体力テスト、大会はもちろん、習い事や休み時間の鬼ごっこなどもそうです。 走る事が全て楽しい！とは限らないと思うのですが、友達と競い合ったり、遊んだりすることを楽しいと感じることも多いのではないでしょうか。 そんな中、うっかり捻挫をしてしまったり、足が痛いといっているときも無理をして、友達と走って遊んでいる所を見かけます。 友達と過ごすかけがえのない時間や、１年に１回しかない行事などがあり、子供達にとって「走れない」ってすごくストレスなのだろう、とすごく感じます。だからこそ、少しの怪我や痛みでは休まずに走ってしまうのだろうと思います。 子供の治りは早いですし、実際時間がたてば平気そうにしていることが多いのも事実です。ただ、怪我の怖いところは癖となってしまうところです。 捻挫をしてしまった子に捻挫癖がついてしまったり、片方の足をかばって走って、足を引きずってしまう癖がついてしまったり、、、、。 特に、怪我が多い長距離ランナーの選手において、怪我をかばって変な癖がついてしまった選手を沢山見てきました。 私もその選手の１人で、癖がついてからが本当に大変でした。 怪我をしたときは、無理をせず休むことがすごく大事です。 子供達に関わる大人として、子供達の努力を応援するのと同じくらい「STOP」をかけてあげることは、私はすごく大事だと感じます。 これから先、走れるからこそ楽しいと感じることが沢山あります。 目の前のことにとらわれすぎず、思い切って休むこと。将来の為に、今を我慢すること。 それは、身体を休めることにとどまらず、心を強くする大きな一歩だと思います。 皆が元気にこれからも走れるように、全力でサポートしていきます！ 今年度もよろしくお願いいたします！

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